アンチ人間再来週からがんばる日記はじめるピョン

アンチ人間(お笑い芸人)の妄言にあふれた日記+レビューです。

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ふたりはプリキュア(若しくは家事手伝い)

12月18日に『映画ふたりはプリキュアマックスハート2 雪空のともだち』を見るために池袋シネマサンシャインに行ってまいりました。

日曜ということもあり混雑しておりました。
女の子(平均して5,6,7,8歳の子)連れの家族ばかりで、友人とふたりで行った我々(20代)は相当ういておりました。
それにしても内容は素晴らしいもので、久しぶりに映画を堪能しました。
皆様もぜひ見てください。


logo.jpg


<レビュー>

物語は一つの大きな卵を『老師』というキャラクターが地上に落としてしまうところから始まる。
落ちた地点はスキー場。そこにはベローネ学院の生徒たちがスキー&スノーボードを楽しんでいる。雪城ほのか、美墨なぎさもそこにいます。
美墨なぎさはスノーボード、雪城ほのかはスキー、とそこはふたりのイメージにあっていますね。
しかし美墨なぎさ、ラクロス部主将なのにスノーボートはてんでだめ。
一方ほのかは軽やかにゲレンデを滑降していく。
ふたりの間に異変?がおこるのは雪城ほのかと藤村省吾(なぎさの憧れの人)が並んで立っている様を2人の女の子が「お似合いだねー」と言うところになぎさが遭遇してしまうところからはじまる(ちなみにその2人の女の子役の声優が矢口真里とBerryz工房の清水佐紀である)。
さらに、それで不機嫌のなぎさにほのかが「楽しみにしてたじゃない。藤村君とふたりでいっしょにすべりたかったからじゃないの?」と発言したからさあ大変。近くにいた藤村君に聞かれてしまいます。そしてなぎさは怒って森へダッシュ・・・。

一方、みんながゲレンデで楽しんでいる中、1人ロッジでたこ焼き屋を手伝う九条ひかりことシャイニールミナス。
材料を取りにいつものTAKOCAFEカーのところにいくとどこからともなく七色の光が。
光の下には冒頭に出てきた卵が雪の中にあります。
そしてひかりが手にすると同時に卵が割れて不思議な姿のひな鳥が誕生する。
このひな鳥こそ伝説の不死鳥、フェニックスの雛なのだが、その時点ではまだだれも知る由もない。
ひかりはそのひな鳥に『ひなた』と名づけます。

生まれたばかりなのに羽ばたこうとがんばるひなた。
それを応援するポルンとルルン。
ほのぼのと暖かい目で見守るひかり。
平和な時間が流れていく白銀の世界。
そこへ・・・・。
突然、フリーズンとフローズンというコンビの悪者が出現。
雪だるまをザケンナーにしてひかりたちを襲い始めるのでした。

ほのかの無神経発言に怒って逃げるなぎさ。そして追うほのか。そんなふたりも邪悪な気配に気づきプリキュアに変身。ひかりのピンチに馳せ参じる。
ところがザケンナーと戦いが始まってもいつものようにコンビネーションがうまくいかない。
気まずいふたりの関係は戦闘にも影響をもたらしてしまったのだ。
それは変身したシャイニールミナスの目にも明らかであった。
とっさにシャイニールミナスは『ルミナス・ハーティエルアンクション』でザケンナーの動きを封鎖。
その隙に『プリキュア・マーブルスクリュー・マックス』でとどめを刺して難を脱する。
それでもまだ、ふたりの関係は気まずいままなのであった。
そしてその頭上で高らかに笑うフリーズンとフローズン。
物語は一抹の不安を抱えたまま中盤へと進む。

旅館の一室で一人暗鬱な表情で窓の外を眺める浴衣姿のなぎさ(ちなみにその旅館は木俣さんのおじさんの旅館。ベローネ学院の生徒を招待したようです)。
そこへお風呂上りの莉奈さんと志穂さんがやってくる(もちろん浴衣姿)。
「なぎさも雪城さんと入ってきなよ」「・・・・・・」
こうして莉奈さんと志穂さんにもケンカしていることがばれてしまう。
すると莉奈さん、急にお姉さんモードになってしまいなぎさに語りかけます。
「友達って本物とニセモノがあると思うんだよね」
つらいことや困難なことがあったときとかにお互いが本物の友達かどうかわかるもの、となにかを悟っているかのような莉奈さん台詞。
そして莉奈さんはなぎさを挑発的に煽ります。
あなたたちはニセモノなの?と。
なぎさは否定はするものの、その場から逃げてしまいます。

一方のほのかも、一人でたたずみながら自分を責めています。そんなほのかを慰めるミップル。謝るように促します。
そしてほのかは謝ることを決意して歩き出します。

一方そのころ、ひかりもお風呂に向かって歩いていました(ひなたを抱きながら)。

なぎさはほのかのことを、ほのかはなぎさのことを、お互いがお互いのことを考えながら廊下を歩いていると、角のところで出会ってしまいます。
一瞬固まるなぎさとほのか。わずかにきまずい空気が漂います。そしてお互いが何かをしゃべろうとするとそこに、ひかりの悲鳴が響いてきます。

あいつらか!あのふたり組か!フリーズンとフローズンか来たのか!?
誰もがそう思ったでしょう。そんなあなたは東堂いづみさん(原作者)?か成田良美さん(シナリオ)?の手中で踊らされたようなものですよ。

なぎさとほのかが向かった先には・・・。
冒頭に出ていた『老師』と野沢雅子の声のムササビがひなたを見つけてテンションが上がっている最中でした。
その様子を呆然と見つめるなぎさとほのかとひかり。
・・・
と、突然そこで老師が1つの種を地面に植えます。
芽はすぐに出てきたかと思うとものすごい勢いで成長し、なぎさとほのかとひかりを蔦で巻き込み、はるか雲の上にいってしまいます。
場面はこれから『雲の園』という天上世界に移行します。
そして。天空に伸びる植物をフリーズンとフローズンは見逃さなかったのです・・・。


雲の上は『雲の園』という世界が広がっています。そして老師のほかにたくさんのムササビが雲の園の住人として存在しています。
その数は、なぎさの目が飛び出るほどです(よく飛び出してるか)。
老師はまずひなたを救ってくれたことのお礼を言います。そして雲の園はなんのために存在しているのかを説明します。
ひかりが拾った七色のひかりを放つ卵から生まれたひな鳥のひなたは実は鳳凰であり、一親一子で命をつないでいく鳳凰を守り育てていくために雲の園が存在することを説明します。
鳳凰がいなくなれば、世界は闇と寒さに閉ざされてしまうのです。
つまりは闇の住人にとっては邪魔な存在。
自分たちがザケンナーに襲われた理由をなぎさとほのかとひかりはそこで知ります。
そしてほのかは、ここにも闇の住人が来るのではないかと杞憂するのですが・・・。

そんな心配とは関係なく、鳳凰の誕生を祝うパーティーが催されます。
わたあめのような食べ物に舌鼓を打つなぎさ。しかし隣のほのかと目が合ってもまだ何も言えずにきまずいまま。
・・・・・
「あ、あの」
お互いの口が少し開いたかと思ったその時!
ついに、あの伏線として何度も出ていたフリーズンとフローズンが姿を現します。
そして反撃の間すら与えぬまま、鳳凰を氷の折に閉じ込めてしまい、その氷の檻ごと攫ってしまったのです。
あぁ。プリキュアに変身していないなぎさとほのかのなんと無力なこと・・・(ひかりことシャイニールミナスはもともと無力)。
鳳凰のピンチ=世界のピンチ。
あわてて『デュアル・オーロラ・ウェーイブ』。
光の使者、キュアブラック、キュアホワイト本日2度目の参上です。
あとシャイニールミナスもです。
しかし。いきなりフリーズンとフローズンの猛攻を受けてダメージを負ってしまいます。
早く鳳凰を助けなければ!
そう強く思ったプリキュアはいつものような時間つなぎの蹴り技や空中殺法をやらず、いきなり大技の『プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス!』を発動。真正面からフリーズンとフローズンを捉えます。
捉えたのですが・・・。
そこには平然と立ち尽くす二つ黒いの影、フリーズンとフローズン。
キュアブラックとキュアホワイトのコンビネーションのなってなさを指摘し、自分たちこそ宇宙1のコンビだと豪語。
そしてプリキュアのように手をつなぎあい、手を正面にかざすフリーズンとフローズン。
『フリージング・ブリザード!』
かわすのがやっとのプリキュア。
あっという間に雲の園を包んでいくブリザード。
そして。
雲の園は氷の世界と化してしまったのです。
すべてが凍りに閉ざされてしまったのです。
ムササビたちも。野沢雅子が声優のムササビ以外のすべてのムササビが氷の中に閉ざされてしまったのです。
呆然と立ち尽くすプリキュア。
そこで目に入ってきたのは。
それまで雲の園には存在していなかった氷の城が、高く静かに飄々と、否氷氷と。建っていたのです・・・。

img_honoka01a.jpg<ここから後半だよ♥



一刻も早く鳳凰を助けなければいけません。
氷の城に急ぐ一同。プリキュアが先頭を走ります。
ところがプリキュアが中に入ると同時に氷山が崩れ入り口を塞いでしまったのです。
パーティーはプリキュアのふたりとシャイニールミナス、老師、野沢雅子が声優のムササビ組に分断されてしまったのです。
一見してわかるように城に入れなかった組の戦力は0に等しいです。
まあでもフリーズンとフローズンは城内にいるんだから問題ないんじゃないの?そう思うのも無理はありません。事実マンガ版なら戦力0組に試練はないのですが・・・。無常にも分断した氷がザケンナーに変わりシャイニールミナス一行を襲い始めました。
ひなたのことを心配するも、その氷の城の前というフィールドで逃げることしかできないシャイニールミナス。
FF?(ファイナルファンタジー5)、ただし白魔法師以外選択不可能みたいな状況です。

城内を走るプリキュア。かけるプリキュア。駆け上るプリキュア。
だけど、まだふたりは気まずいまま。
やがてふたりは広い空間にたどり着きます。
そこはまるでコロッセウムのような、戦いを前提に造られたような空間です。
待ちぶせているのはもちろんフリーズンとフローズン。
「鳳凰を助けるためには戦いに勝つことだ(ニヤリ)」
当たり前です。何をそんな当たり前のことをかっこつけてゆうのでしょう?フリーズンとフローズンは。
キュアホワイトは戦闘準備完了状態です。お前たちを倒してやるぞと言わんばかりです。
そんなキュアホワイトを見てほくそ笑むフリーズンとフローズン。
「お前たちの戦う相手は、お前たちだ(ニヤリ)」
次の場面でもうキュアホワイトのバックにフリーズンかフローズンのどっちかが仁王立ちし、そっと背中に手を当てました。
次の瞬間。
一瞬、キュアホワイトが氷色に輝きました。
そしてそれは、地獄の始まりを告げる合図となってしまいました。
プリキュア史に残る地獄が始まろうとしていたのです。


キュアホワイトのもとに駆け寄るキュアブラック。
しかしキュアホワイトは反応しません。目は氷色のままです。
そしてフリーズンとフローズンがこう言います。
「キュアブラックを倒せ」と・・・。
刹那、キュアホワイトの強烈な蹴りがキュアブラックを襲います。
何の迷いもない、キュアブラックを倒すために放たれた前蹴り。
寸でのところでかわすキュアブラック。
「ホ、ホワイト?」
そんなキュアブラックの言葉などキュアホワイトの耳には聞こえていません。
ひたすらものすごい勢いで打撃を繰り返していきます。
その攻撃は、いつものキュアホワイトの優雅なものではなく、敵=キュアブラックに対して微塵の躊躇のない、えげつないとでも形容していいような打撃の嵐です。
キュアホワイトがあんなにパンチを出しているシーンを見たのは初めてです(おそらく劇場の皆様も圧倒されたでしょう)。

キュアホワイトの猛攻をなんとかかわしながら、キュアブラックはフリーズンとフローズンへ怒りをぶつけます。
「あなたたちホワイトを操ったのね!」
なるほど。アニメなどでは敵が味方の心を操って裏切りをやらせることはよくあります。
ましてキュアブラックとキュアホワイト、なぎさとほのかはかたい友情で結ばれたふたり。操られない限り、お互いがお互いを攻撃するなどありえないことです。
しかしフリーズンとフローズンは言い放ちます。
「ホワイトの心に氷を植えつけただけだ」と。
お前たちはケンカをする最悪なコンビ、心も冷え切っている。そうレッテルを貼られてしまいます。
ショックを受けるキュアブラック、なぎさ。
そして己を責めたてます。
どうしてすぐに謝らなかったんだろう、と。ホワイトの心を凍らせてしまったのは私だ、と。
キュアホワイトのパンチにあわせて腕を取り関節を決めて動きを封じるキュアブラック。
そして抱きつく形になってキュアホワイトに謝ります。
「ホワイトごめん。ごめんホワイト、ごめん」
目に涙を浮かべながら謝るキュアブラック。
するとキュアホワイトの口が開かれます。
「キュアブラック・・・、あなたを、倒す」
かくして、戦闘は再開してしまったのです。

一方雲の下。旅館ではなぎさがなかなか帰ってこないことと仲直りできたかどうか、を心配する莉奈さんと志穂さん。
鳳凰が弱っている影響で下界には雪が降り積もっていきます。
藤P先輩の入浴シーンもあります。
・・・
よりによってお前の入浴シーンかよ・・・・

激しさを増すキュアホワイトの攻撃。
反撃する気は毛頭ないキュアブラックはただひたすら攻撃をかわすかガードするしかありません。
しかしとうとう攻撃を受けてしまい動きが止まってしまいました。
怯えるキュアブラック。目でキュアホワイトに訴えかけます。
見下ろすキュアホワイト。(ここでスクリーンにはキュアホワイトしか映ってません)。
右、左、右、左・・・。
キュアホワイトの鉄拳がキュアブラックに振り下ろされます。
鬼のキュアホワイト。
5~6発の鉄拳パンチをまともにうけたキュアブラックは力なく飛んで倒れこみます。
我々にとって幸いだったのは、キュアホワイトの鉄拳をまともにくらうキュアブラックの姿を見ないで済んだことでしょうか。
スクリーンには拳を振り下ろすキュアホワイトしかいませんでした。
がゆえに、私は拳がヒットする音を聞きながら、思わず顔を覆ってしまいました。

ボロボロになりながら、しかしまだキュアホワイトに語りかけるキュアブラック。
この光景を見て心が痛まない人がこの世にいるのでしょうか?
いたのです。
フリーズンとフローズン。(人じゃねえか)
フリーズンとフローズンは反撃をしないキュアブラックに業を煮やします。そしてキュアブラックの心まで凍らせてしまったのです。
「そんな。いやだ、いやだ・・・」
やがてキュアブラックの目も氷色へと変貌してしまうのでした。

「第2ラウンドのはじまりだ」
「思う存分戦え」
こうして、だれも望んでいない、そう、キュアブラックキュアホワイトこそがもっとも望んでいない、キュアブラック対キュアホワイトが始まってしまいました。
戦闘は壮絶を極めます。
あまりにもリアルな戦い。
お互いがお互いの裏をかく攻防戦。
バトルマシーンと化したキュアブラックとキュアホワイトはパンチキックを織り交ぜてお互いを破壊していきます。
ところが。今度はキュアホワイトが何か違和感を感じます。
今戦っているのは敵ではないのではないか。
私の大切な人なのではないのか。
キュアホワイトの攻撃の手が緩みます。
そこをキュアブラックは逃しませんでした。
強烈な蹴りがキュアホワイトを襲います。
キュアホワイトは吹っ飛んでしまい、あやわ城外へ落下してしまうような淵に倒れます。
キュアホワイトはその時点で少しずつ正気を取り戻しつつあります。
だけれども、キュアブラックの目は氷色に鈍く光ったまま。キュアホワイトに近づいてきます。
ダメージを引きずりながら、なんとか立ち上がるキュアホワイト。
と、そこで突然。キュアホワイトの足場が崩れだしたのです。
宙に投げ出されたキュアホワイト。
引力に引かれて落下しようとした刹那。
がっちりと握られるキュアブラックとキュアホワイトの手。
まだ氷色の目をしたキュアブラックであったが、キュアホワイトを助けたのです。
宙ぶらりんのキュアホワイトと、それを片手で支えるキュアブラック。
やがてふたりは、その固く結ばれた手から何かを思い出しはじめます。
そして幾多の、お互いの手を合わせた記憶が蘇ってくるのです。
何度も重ねたお互いの『手』。
『手』を重ねた数だけあるふたりの思い出。
氷河の世界で、重なり合ったキュアブラックの手とキュアホワイトの手はものすごく暖かいものでした。それは心にとっても暖かいものです。
「なぎさ」
「ほのか」
「私たちが戦いあうなんて」
「ぶっちゃけありえない!!」
だけれども、ふたりを支えていた氷の足場は音をたてて崩れていきました。


img_nagisa02b.jpg<このあとどうなっちゃうんだろう・・・


キュアブラックとキュアホワイトの死を見届けたフリーズンとフローズンは城の天守閣に行きます。
そこには、氷の檻に閉じ込められ弱っていく鳳凰がいます。
フリーズンとフローズンによって闇の世界の到来が宣言されます。
そこにシャイニールミナス、老師、野沢雅子が声優のムササビがなぎさとほのかとひかりを雲の園につれてきた植物につかまってやってきます。
壮絶なキュアブラックとキュアホワイトの戦闘中、シャイニールミナスも必死に逃げていたのです。そしてこの裏技をつかって天守閣にまでやって来たのです。
しかしフリーズンとフローズン、シャイニールミナスご一行を雑魚扱い。相手にしません。
その隙にシャイニールミナスは、己の腕力だけでひなたの閉じ込められた氷の檻を奪い取ります。
しかし氷の檻は氷でできているのでものすごく重いです。そんな氷の折を必死に運ぶシャイニールミナス。
フリーズンとフローズンはその様を笑い、ブリザードで一蹴してしまいます。
無力なシャイニールミナス・・・。

………………。
暗闇から目が覚めると、目の前にほのかがいました。
ほのかの笑顔に目覚めるなぎさ。
雲がクッションになりキュアブラック、キュアホワイトは無事だったのです。
まず口火を切ったのはなぎさからです。
それに間をあけずほのかも口を開きます。
「ごめんなさい」
ふたり同時のごめんなさいでした。
あれほど言えなかった言葉が、突き落とされた氷の谷の底であっさりと出てきたのです。
なぎさ、ほのかは自分の非を懺悔し合います。
こうしてふたりは、すこし時間がかかりましたが、途中で戦いあいまでしましたが、もとの、ほんとのふたりに戻ることができたのでした。
「わたしたち、ニセモノじゃないよね?」
莉奈さんの言葉をつかって、なぎさがほのかに訊ねます。
答えはもちろん・・・。
固く握られるお互いの手。そこに存在するのは、
「本物の友達よ」
固く握られた手を離すことなく、ふたりは壁をよじ登っていきます。
そうです。今は鳳凰、ひなたを助けなければならないのです。
一刻も早く戻らなくてはいけません。
だけれども、ふたりは手を離さないで一緒に壁を登っていくのです。
我々の世界の常識で考えると、あのような壁を登るには、両手両足で踏ん張りながら登ったほうが早いはずなのに、ふたりは手を離しません。
キュアブラックは右手を、キュアホワイトは左手を、登っている間決して離そうとしませんでした。
また自分たちが戦いあうのをおそれているかのように。
戦いで消耗しあっているお互いの体を気遣っているかのように。
そして。
私にはそのどちらでもないように思えてなりません。
ふたりは、鳳凰を急いで助けなければいけない状況にあって、あったからこそ、城に着くまではどうしても離れたくなかったのではないのでしょうか。わずかな間とはいえふたりは心が離れ離れになってしまったのです。自分の心の中に相手がいない時があるなんて、それこそぶっちゃけありえないです。だからふたりにとってその空白はとても怖いものだったのではないでしょうか。だから、急がなくてはいけない状況だったけれども、城にたどり着きフリーズンとフローズンとの戦闘が始まるまでは、お互いを補完し合い、決してお互いを離さなかったのだと思います。
手をつないで壁を登るなぎさとほのか。キュアブラックとキュアホワイト。
これこそこの映画のベストシーンのような気がします。


そんな、ほのぼの空気とはいっさい無縁の城内天守閣。
シャイニールミナス1人でひなたを守っているのです。
まったくもって容赦のないフリーズンとフローズン。
シャイニールミナスを天守閣から吹き落とします。
絶体絶命。手を差し出してくれるキュアブラックもまだそこにはいません。
と、そこで老師のアシスタントととして、それすらも疑問に思えるような存在の野沢雅子が声優のムササビが、ムササビらしく空を飛んでシャイニールミナスをキャッチ。近くの城の下まで空輸しました。
おめでとう。役に立ったね。
しかしフリーズンとフローズンは空を飛べるのでなんなく追いつきます。
そしてまとめて止めをさすと宣言します。

ちょうどそのころ地上に復活したキュアブラック、キュアホワイト。
すぐさまシャイニールミナスと鳳凰を発見します。
そしてピンチであることも察します。
しかしシャイニールミナスがいるところまでは距離があります。
急がなければならない時にその距離は致命的です。
どうしようか慌てふためくキュアブラック。
そんなキュアブラックとは対称なキュアホワイト。ある提案をします。
氷の板をスノーボードに見立てて、一気にシャイニールミナスのところまで滑降しようとゆうものです。
そこでメップルはキュアブラックにお前のようなへたくそにそんなこと無理だろ、みたいな内容のことをがなりたてます。
メップルよ。貴様状況がわかっているのか?だれが見ても一刻を争うこの事態に、ほかに有効な手段を提案するわけでもないのに一方的に否定するなど万死に値する行為だ。しかも貴様!これからフィールドに行こうとする選手を罵倒するコーチがどこにいる?これから戦場に赴こうとする若者に、リアルな戦況を報告する指揮官がどににいる?試合する前に負けるなんてやつどこにいる!メップルよ。出てけ馬鹿野郎!
キュアブラックはキュアホワイトの申し出を快諾し、ふたり一緒に手をつないで氷のボードに乗ります。
雲の上の氷の滑走路。この世には存在しない難易度S級の地獄のコース。しかもふたり乗りスノーボード。
FF?(ファイナルファンタジー7)のスノボーミニゲーム、ただし失敗したらパーティー全滅みたいな・・・。

スノーボードは滑り始めます。そしてものすごいスピードで滑っていきます。
強気だったキュアブラックも及び腰になってしまいます。
そんなキュアブラックにキュアホワイトは、スキー上級者としてアドバイスしますが滑りはなかなか安定しません。
今にも目を閉じてしまいそうなキュアブラック。そして一瞬目を閉じた瞬間、昼間の藤P先輩から言われたアドバイスを思い出します。
転ぶのを恐れて及び腰ではいけない。勇気をもって胸をはってごらん、という言葉を。
意を決し胸を張るキュアブラック。
途端にボードは安定しだします。キュアホワイトも一安心です。
こうなってしまったらあとはもう敵まで一直線。
氷のスノーボードのスピードは増していきます。

じわじわとシャイニールミナスをいたぶっていたフリーズンとフローズン。
いよいよ最後の一撃で全員を凍らせようとしています。
必死にひなたをかばうシャイニールミナス。
フリーズンとフローズンの手がシャイニールミナスに向けられた。
とその時。
爆音と共にあたりに氷の破片が舞い散ります。
キュアブラックとキュアホワイトは、フリーズンとフローズンにスノーボードごとぶつかっていったのです。
光の戦士、プリキュア。少し不恰好ながらここに見参。
うろたえるフリーズンとフローズン。
わたしたちの熱い友情はけして凍らせることはできないと宣言するプリキュア。
フリーズンとフローズンは先の戦闘での戦力差を諭します。
しかしそんなことであきらめないのがプリキュア。戦闘開始です。

プリキュアとフリーズンとフローズンの戦いが始まる中、鳳凰ことひなたはどんどん弱っていきます。
そんなひなたに必死に語りかけるシャイニールミナス。
しかしひなたは、もういいと、もうだめだと弱音を吐きます。
シャイニールミナスは友達を見捨てることはできないと言いなんとか氷の檻から助け出すためその細い腕で氷を破壊しようと苦難します。

とそこで悲鳴が響いてきます。
キュアブラック、キュアホワイトとも無残に返り討ちにあってしまったのです。
やはり戦力差は歴然だったのです。
友情パワーで戦力がアップしているのではないかと思っていたのですが、それは安易な考えでした。
いくらコンビネーションがよくても根本的な戦闘力が違いすぎたのです。
しかもプリキュアは先の戦いあいで相当に体力を消耗してます。
つまり。勝てないとわかっていて、なおフリーズンとフローズンの前に立ったのです。
そんなボロボロのプリキュアにフリーズンとフローズンが尋ねます。
「なぜ鳳凰を守る?世界を救って正義の味方にでもなるつもりか」
シャイニールミナス、鳳凰、ほか2つを背にプリキュアは猛然と言い放ちます。
「鳳凰とか正義の味方とかそんなの関係ない!友達だから。友達だから助けるのはあたりまえでしょ!」
この台詞あたりから、この映画の主題が見えてきました。
それは『友情』です。
別に格好つけて言ってませんよ?

絶対に鳳凰を守ろうとフリーズンとフローズンの前に立つプリキュア。
そんなプリキュアにフリーズンとフローズンはついにあの技を解禁します。
『フリージング・ブリザード!』
真正面から受け止めるプリキュア。
見る見るうちにその体は凍りつき、あっという間にキュアブラックとキュアホワイトの氷像が完成してしまいました。
残されたのは、戦力0チームことシャイニールミナス、老師、野沢雅子が声優のムササビ組。
鳳凰に止めをさそうと近づいてくるフリーズンとフローズン。
プリキュアが凍ってしまったことに絶望する一同。
しかし鳳凰、ひなたは違いました。
プリキュアの、キュアブラックとキュアホワイトの友情に感動したひなたは、プリキュアの名を叫びながら体を熱くしていきます。
見る見るうちに氷の檻が解凍されひなたも開放されます。
光り輝くひなた。そして叫びます。
「プリキュアー!」
プリキュアの氷像が光り輝いて氷がとけてゆきます。
そして光が突然爆ぜました。
光の中から出てきたのはプリキュアではありませんでした。
それは鳳凰の力でパワーアップしたスーパープリキュアだったのです。
暖かい力がみなぎり完全復活を果たしたプリキュア。
ひなたに感謝とフリーズンとフローズンを倒すことを誓い、新たなる戦いに向かいます。

プリキュアではない。スーパープリキュアなんです。
フリーズンとフローズンをまるで赤子のように扱うキュアブラック、キュアホワイト。否、スーパーキュアブラック、スーパーキュアホワイト。
あっという間にフリーズンとフローズンを追い込んでしまいます。
するとフリーズンとフローズンは突然仲間割れをはじめます。
お前が足を引っ張っている、おまえが弱いせいだ等々。
そんな醜い罵り合いを一瞥してキュアブラックが言い放ちます。
「あなたたちはニセモノね」
形成が悪くなったから相手のせいにするのは本物の友達ではない。何が世界一のコンビだ、そう諭します。
「ピンチの時にこそ助け合うのが本物の友達よ!」

怒るフリーズンとフローズン。フリージングブリザードを放ってきます。
すかさずスーパープリキュア。お互いの手を強く握ります。
キュアブラックとキュアホワイトが強く結ばれます。
「ブラックサンダー」
「ホワイトサンダー」
「プリキュアの美しき魂が邪悪な心を打ち砕く」
『プリキュア・マーブルスクリュー・マックススパーク』

・・・。
・・・・・・。
戦いは終わりました。
戦いに勝利したスーパープリキュア。とシャイニールミナス、老師、野沢雅子が声優のムササビ。
しかし各々顔は悲しみに満ちています。
鳳凰が、ひなたが今にも息絶えようとしているからです。
無理もありません。ただでさえ氷の檻に閉じ込められて消耗していたにもかかわらず、プリキュアをスーパープリキュアに進化させたのです。
もう生き残る力は残されていなかったのです。
泣きながらひなたの名を呼び続けるシャイニールミナス。
そこで老師が助ける方法を口にします。
それはクイーンの力があれば助けることができるという内容のことでした。
それを聞いたシャイニールミナス。自分がクイーンの生命かわからないが、私の力で救えるのかもしれないなら、とひなたに手を当てて力を与えます。
キュアブラックもキュアホワイトも老師も野沢雅子が声優のムササビもシャイニールミナスの手の上に手を重ねます。
するとどうでしょう。シャイニールミナスがまるでクイーンのように神々しさを増していきます。そして言います。
「さあ、目覚めなさい」
ひなたが光に包まれて宙に浮いていきます。
そしてみんなが見ているなかひなたは鳳凰に、いわゆる手塚治虫氏が書くほうの鳳凰、フェニックスへと変貌したのです。
するとどうでしょう。瞬く間に雲の園を覆っていた氷がとけていくではありませんか。
氷づけにされた無数のムササビたちも息を吹き返し、雲の園はまたもとの美しさを取り戻したのでした。
下界、雲の下の世界でも猛烈な吹雪がおさまりもとの平和な静寂へと戻っていきました。
世界は救われたのです。

旅館の近くのスキー場まで鳳凰に送ってもらったなぎさとほのかとひかり。
別れのときです。
なぜかここでポルンがごねだします。今回何のために存在していたのかわからないポルン。お前が厳粛な別れを邪魔するな!ルルンはもっと存在意味がわからないけど。
ひかりと鳳凰はずっと友達であることを誓います。
そして。鳳凰ははるか空の向こう、雲の園へと帰っていきました。


場面は再び晴れたゲレンデ。
そこでは昨日とは比べものにならないほどの腕前でスノーボードを操るなぎさがいます。
みんなあまりの上達ぶりに目を丸くしてます。
志穂さんは、昨日の夜なぎさとほのかがいなかったのは、ふたりで秘密の特訓をしていたのではないかと疑います。
それを聞いて見つめあうなぎさとほのか。そして微笑むふたり。
その時ふたりが昨日の夜、一つのスノーボードで一緒に手をつないで滑走したことを思い出していたのかどうかはわかりませんが。きっと・・・。
そしてふたりはゲレンデに繰り出します。
美墨なぎさはスノーボード。雪城ほのかはスキー。
なぎさが一緒に滑りたかった藤P先輩もどこへやら。
なぎさとほのかは白銀の世界で、笑顔でした。

ただひたすら、笑顔だったのでした。



九条ひかりが見上げる空には、白い雲が漂っているのでした。


最後まで読んでくれてありがとうimg_nagisa03a.jpgimg_honoka03a.jpg






↑なんだこれ!

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テーマ:■今日の独り言■ - ジャンル:日記

  1. 2005/12/23(金) 03:57:05|
  2. 日記
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コメント

友情とは二つの肉体に宿れる一つの魂である(アリストテレス)

ここ最近のヲタクアニメの醜悪なメジャー化現象、また大衆的な「メディアミックス方法」や安易な「萌えキャラ/ストーリー」が、
今や、漫画やアニメなどさまざまなメディアを超えて見られるようになった。

今回のプリキュア映画2も、当初はいわゆる「キャラ萌え」といわれるかわいいキャラクターを前面に出し
内容などまったくの抜け殻、ましてや心に響く要素などあるものかと思い、(実際プリキュア映画1のときはそうだった)
時間つぶしのためアンチと観に行った。
つもりだった。

しかしどうだろう、見終わった後のこの胸の高鳴り・高揚感。
「大衆的な萌えブーム」を生きるしか術がなくなった現代のヲタクたちは、ぜひこの作品を観ていただきたい。
われわれがこの映画を観て論じることが必要なのは 作画がどうのこうの・キャラクターの萌え と言う問題ではない。
誰もが子供のころに落としてきた『友情』という感情、これこそが今作のテーマである。
「友情とは何か」と問いかけられた際、すぐに答えが出てこない人はこの作品を観るといい。
答えは出てこないかもしれないが多少なりともヒントになるだろう。
------------------------------------
その際はぜひ「仲のいい男友達」二人で観にいっていただきたい。
  1. 2005/12/26(月) 03:47:57 |
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  3. 白 #CjlWd7YA
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